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執筆者の写真TAKE

HERMES H08

(エイチ・オー・エイト)




筆者は基本的に機械式時計全盛時代のヘリテージなルックスの時計が好きです。

その中でもスクエアな形状の時計には、とかく目を奪われがちな傾向にあります。


昨年エルメスからリリースされたコレクション「H08(エイチ・オー・エイト)」は、

普遍的な男らしさを感じさせる珠玉の一本で、

スクエア好きな筆者の心を捉えている1本になります。

どことなくレトロな文字盤、スポーティーなストラップ、

男心をくすぐるデザインで手元を新鮮に彩ります。


0と8の数字をモチーフにしたと言われるケースデザインは、

エルメスらしいデザイン性の質の高さを感じさせてくれます。

丸みを帯びたフォルム、柔らかなエッジ、心地よい曲線を特徴とし、

角ばったディテールとのコントラストで構成されています。


文字盤には数字インデックスの特徴的なフォント。

角を取ったフォントデザインは、ジェンダーレスな印象であり、

ケースフォルムともリンクしていますね。


また、このH08では、グラフェン複合素材やDLCコーティングされたチタンケース、

ブラックゴールドコーティングやブラックニッケルコーティングされたダイヤルなど、

さまざまな素材が使用されており、面取りを行い丸みを帯びたケースは、

角と曲線が溶け合う様にデザインされています。

39✕39mmというケースサイズも、大き過ぎないちょうど良いサイズ感です。

(筆者のサントス100とほぼ同寸になります。)


そしてムーブメントはH1837というマニュファクチュールになりますが、

こちらのムーブメント、パルミジャーニ・フルリエにもムーブメントを供給している

Vaucher製とも言われ、安定感も抜群なのも魅力です。


とかくデザイン中心に語られてしまいがちなH08。

全体的に、スポーティで遊び心のあるこのコレクションは、

ドレスアップしても、ドレスダウンで着用しても良い。

中性的なキャンバスに映える秒針の先端に施されたポップなオレンジカラーや、

カッティングの完璧さ、快適さの追求など、どんな人の腕にも合う、

魅力的なモデルだと筆者は思います。

筆者もいつか自分の腕にぜひ着けたいと思っているモデルの一つです。


それではまた!

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